Knitting’n Stitching Archives.

国際芸術祭「あいち2022」にて発表した手製本のアーカイブブックが、増補新装版として ELVIS PRESS から出版されました。
こちらで購入できます。ON READING online shop

以下 ELVIS PRES より転載
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Knitting ’n Stitching Archives.
宮田明日鹿 Asuka Miyata

150mm × 150mm   320 pages,
softcover, PUR binding, offset print
1st Edition of 2000
Publication date: November 2024 
3,500 yen + tax

アーティスト・宮田明日鹿が2017 年より名古屋市港区で主宰している「港まち手芸部」の作品集。
活動の中で出会った60代~90代の7人の作り手が、これまで長い時間をかけて作ってきたものを紹介するほか、作り手のインタビューや、アーティスト・長島有里枝によるエッセイ、研究者・山崎明子の論考も収録しています。

子どものために作ったワンピース、教室に通いながら数年かけて完成させた刺繡、無心で手を動かしたレース編み、ありあわせの毛糸で作ったセーター……。家族や身近な人のために、そして自分のために作り、大切に保管してあったものたちから、私たちは何を受け取ることができるでしょうか。

今を生きていくための技術である、「手芸」という文化、営みに触れる、普遍的な一冊に仕上がりました。

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彼らの作品や語りからは、作ることへの飽くなき探求心、作るという行為がもたらしてくれるもの、手芸と共に歩んできたひとりひとりの固有の人生と営みが浮かび上がってきます。

本書を通して、これまで家庭的なイメージが付与され、趣味的な活動として矮小化されてきた「手芸」というものを改めて捉えなおすことができないだろうかと考えています。
(「はじめに」より)

港まち手芸部
名古屋市港区にある港まちづくり協議会の提案公募型事業として採択(2017-2023)され、現在は委託事業として宮田明日鹿が運営する企画。様々な世代が集って参加者同士が「手芸、人生を学びあう場」であり「家の中のことを外に出してみる」実践として継続している活動です。

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